【散文】 平日夕方のスーパーで見た、清潔感のない男たちへの鎮魂歌|猫山課長
平日の夕方のスーパーが、僕にとって未知の領域だったと分かったのは、客層が明らかに違っていたからだった。 そこで数多く目にしたのは、もう一つの僕の可能性。そんな気がした。 次女の入学式のために妻がついていくのはありがたかったが、まさかそのまま2週間以上滞在するとは思わなかった。 妻はこの春で仕事を退職し、束の間の無職状態を謳歌するつもりのようだ。なにせ、僕は家事は一通りできるし、ケアしなければならない子どもはもう家にいない。彼女が長期間家を空けたところで困る人間は誰もいない(猫は寂しそうである)。 とはいえ、僕も暇な人間ではない。 本業として金融機関の仕事をしている
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