【掌編小説】風に身をまかせ|元宝 (一分間で学ぶ 成功者の教え)
風に身をまかせて歩くと、不思議と心の重さがほどけていく。どこへ向かうのか決めなくても、風はただ優しく背中を押してくれる。立ち止まることも、遠回りすることも、すべて許されているような気がした。 人はいつの間にか、正しい道を選ばなければならないと思い込む。けれど風は正しさなど気にしない。ただ流れ、ただ巡る。その中で、草も木も、それぞれの形で揺れている。比べることもなく、争うこともなく、ただそこに在る。 もし自分も同じように、風に身をまかせて生きられたなら。 うまくいかない日も、迷う時間も、そのままでいいと思えるのかもしれない。無理に逆らわず、けれど流されるだけでもなく、自分なり
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