矛盾に気づくのはずっと後:ポルトガルの賢者、ペドロ・コスタかく語りき
遠く離れた地に生きる人の声が、むしろその距離によって、我がことのように響く瞬間がある。ヨーロッパの最西端、ポルトガルから来日した映画界の巨匠ペドロ・コスタ──歴史と人びとの記憶に根差し、スティーヴィー・ワンダーに刺激されたと話す彼の思慮深いことばは、地獄のような夏をやり過ごし、なお熱にうなされる日本社会を、そしてそこに住むわたしたちの混乱した精神を、クールダウンさせてくれるはずだ。
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