飛騨の匠と籾糠山
飛騨の匠と籾糠山 山語り目次 地図検索 飛騨河合村と白川村の境界にある天生峠(あもうとうげ)。ちょこんと尖った籾糠山へは天生峠から登ります。 籾糠山の名は、飛騨の匠のルーツ「鳥(とり)仏師」に関係しています。河合村の伝説によると、鳥は神通力で木彫りの人形に魂を入れて水田を耕作させました。秋には臼で籾をすり、玄米と籾糠を風で分けたところ、籾糠が毎年うず高く積もって籾糠山になりました。 伝説の鳥とは、飛鳥時代、都から木材調達のため、飛騨にやってきた帰化人と地元の娘・信夫(しのぶ)の間にできた子でした。その子は都に上って仏師・鞍作鳥(止利)になりました。そして、推古天皇の御世31年(623年)...
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