商品貨幣論2  ―貨幣の中立性―|織原然_マクロ経済学考察ノート
さて、前回の貨幣ヴェール説は本来なら、「古典の二分法」という理論と共に語られるものなのですが、これはたいへんややこしく分かりにくいです。 私が敢えて簡単な説明を試みるなら、経済の分野でよく使われる「名目値」と「実質値」は「互いに関連せずに」観察できる対象である、という理論ですが・・・余計にわけわからなくなりますでしょ? ですので「古典の二分法」は無視して機能だけ注目しましょう。 ともかく、貨幣ヴェール説はどのように貨幣の機能を見ているか?というと A.商品(価値)⇔B.貨幣(価値)⇔C.商品(価値) という通常の物々交換の考えすら飛び越えて、 A.商品(価値)⇔B.ヴェール⇔C.
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