人間の脳のメカニズムを、わたしは知りたくてたまらない。──福島邦彦|WIRED.jp
いまや人工知能(AI)を支える技術となったディープラーニング(深層学習)。その基礎となる技術を生み出したことで、「ディープラーニングの父」と呼ばれるエンジニアが日本にいる。その福島邦彦が1979年に世に問うた階層型の人工神経回路モデル「ネオコグニトロン」が、近年のディープラーニングの革命期において世界的に再評価されているのだ。83歳の福島は、いまも東京郊外にある一軒家の自室で3台のPCモニターの前に座って研究を続け、論文を発表している。そんな彼を突き動かすのは「人間の脳のメカニズムを理解したい」という情熱だった。
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