点と線 (新潮文庫)
九州博多付近の海岸で発生した、一見完璧に近い動機のある、役人と料亭の女との心中事件。その裏にひそむ恐るべき奸計。汚職にからんだ複雑な背景と、殺害時刻に容疑者は北海道にいたという鉄壁のアリバイの前に立ちすくむ捜査陣……。
列車時刻表を駆使したリアリスティックな状況設定で、推理小説界に“社会派ミステリー”の新風を吹きこみ、史上空前の推理小説ブームをまきおこした名作。
一.目撃者
二.情死体
三.香椎駅と西鉄香椎駅
四.東京から来た人
五.第一の疑問
六.四分間の仮説
七.偶然と作為の問題
八.北海道と九州
九.数字のある風景
十.北海道の目撃者
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