遥かなる月と僕たち人類のダイアログ
「私の噂は――知っているでしょう?」 僕が炭風凌香に話しかけられたのは、高校からの帰り道だった。 彼女が援助交際をしているという、おそらくは、根も葉もない噂。 炭風は僕に、クラスで自分にその真偽を尋ねるよう依頼してきた。 皆の前で否定することで、…
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