君のためなら千回でも(上巻) (ハヤカワepi文庫 ホ 1-1)
全世界八〇〇万人が涙に濡れた衝撃のデビュー長篇。マーク・フォースター監督映画の原作。 「君のためなら千回でも!」召使いの息子ハッサンはわたしにこう叫び、落ちてゆく凧を追った。同じ乳母の乳を飲み、一緒に育ったハッサン。知恵と勇気にあふれ、頼りになる最良の友。しかし十二歳の冬の凧合戦の日、臆病者のわたしはハッサンを裏切り、友の人生を破壊した。許されざる仕打ちだった。だが二十六年を経て、一本の電話がわたしを償いの旅へと導くーー。 『カイト・ランナー』改題。
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