商品貨幣論16  ―貨幣ヴェール説から生まれた貨幣プール論―|織原然_マクロ経済学考察ノート
さて、商品貨幣論についてまとめようと思っていましたが、一つ忘れていたことがありました。 それは「貨幣プール論」になります。 今回はそのお話をして、次回こそ「商品貨幣論」についてまとめましょう。 ずいぶん前になりますが、貨幣ヴェール説という学説をご紹介しました。 この理論の特徴は A地点からB地点、或いはB地点からA地点に「物質的価値が移動する」際に、貨幣はその間にあって価値を通過させるヴェールのような役目である、という理論です。 「通り抜けるヴェールなのだからヴェールそのものには価値はない」 というわけで、貨幣には本質的価値はない、本物の価値は実物の方だ、という理論が導き出せます
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