(6) 【ベッシー・ヘッドとは誰か】アイデンティティを探して(ボツワナ編②):農村開発の物語が作家としての道を拓く「雨雲のあつまるとき」|横山仁美 |【雨雲出版】Amelia
セロウェから首都ハボロネへ80キロほど戻った場所に位置するRadiseleにあるBamangwato Development Association(バマングワト開発委員会)の農場へ移ったベッシー・ヘッド。ベチュアナランドは農業国で、農業についての知見を深めるのは不可欠だという考えから農場での仕事を始めるようになる。この経験が、最初に発表する小説"When Rain Clouds Gather"にリアリティを持って詳細に描かれる農業と農村開発の基礎となっていく。 1. Radiseleの農場で生活が始まる 村とは呼べないほどの大きな人口を抱えているセロウェとは違い、Radisele
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