方丈記 (光文社古典新訳文庫)
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」という書き出しの一文であまりにも有名なあの中世の名随筆が古典新訳文庫に登場! 大火事、竜巻、遷都、飢饉、大地震といった厄災を経て、この世のはかない生を、都から離れた山中に構えた一丈四方の草庵で過ごすことを選んだ鴨長明。その心の声を現代のことばで表し、現代の読者にとってもどこか親しみを感じさせる人物像を浮かび上がらせた詩人・作家の蜂飼耳さんによる新訳です。 【目次】 訳者まえがき 方丈記 エッセイ 方丈記 原典 付録『:新古今和歌集』所収の鴨長明の和歌 付録『:発心集』巻五、一三「貧男、差図を好む事」訳と原文 図版
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