反捕鯨の病理学 (第3回)
アメリカ・インテリの反捕鯨病の実例をさらに挙げよう。 佐倉統『現代思想としての環境問題』(中公新書、1992年)にこんな箇所がある。 ぼくは鯨の肉を食べること自体には反対ではない。 どこの民族が何の肉を食おうと勝手である。 問題は、何を誰が食べるかではない。ある動物種が絶滅するかどうかである。(…) あるとき、このような意見をアメリカの友人に話したところ、彼女はどうしても納得できないと言い張った。 日本で開かれた国際学会のために来日した彼女を含め、10人くらいで鍋を囲んでしゃぶしゃぶをつついていたときのことである。 「鯨は人間のように賢い動物だ。 それを食べることがどうして許されるのか? あな...
luna.pos.to