あらしのよるに…最終話「降車」 : ソラリスの島
台風は無情にも待ってはくれなかった。どんよりした雲間から、いつしか小雨が降りしきっていた。エンジンをかけバックミラーを見る。なぜかそっぽを向いた彼の横顔が目に入った。ヒッチハイクで人を乗せるのは、気まぐれでもできるけど今度は自分の車に乗せた人を降ろすのが
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