夏目漱石 東洋と西洋の狭間で
東洋と西洋、現代と近代をつなぐ魂の叫び─
漢文と英文に精通したエリートだった、夏目漱石。2年間の英国留学で挫折を味わい、東洋と西洋の狭間でさまよった魂はどこへ辿り着いたのか。気鋭の日文学者が贈る、新たな夏目漱石像。
【目次】 第一章 漱石が英国から受けた影響
夏目漱石の英国留学における負の要素
─「下宿」「過去の匂い」と「霧」「昔」を通して─
I.問題設定
II.先行研究及び考察視点
III「.永日小品」について
IV「.下宿」と「過去の匂ひ」作品から
V「.霧」と「昔」からの分析
VI.考察と分析
VII.結びにかえて
第二章 漱石「個人主義」思想の自恃...
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