もうすぐ絶滅するという煙草について (ちくま文庫あ-69-1)
けむりにたゆたうひと時だった愛おしい――もはや絶滅寸前といわれる煙草飲みたちが、煙草への想いやあこがれ、禁煙の試みなどを綴ったユーモアとペーソスあふれるアンソロジー。「僕は体の健康よりも魂の健康や」「私は幼稚園に上がる前から煙草を吸ってゐる」などの名言も飛び出す、プカプカたのしい一服エッセイ。
【目次】
はじめに
Ⅰ
たばこすふ煙の垂るる夜長かな 芥川龍之介
人生は煙とともに 開高健
喫煙者の受難 中島らも
タバコと私 遠藤周作
私とタバコ 高峰秀子
けむりの行衛 檀一雄
煙草 松浦寿輝
「文士と酒、煙草」 夏目漱石
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