家康の御殿地に教会を建てたフランス人(前編)|Hiroe Shiba【ドイツでピアノ講師歴40年・ピアニスト】
今を遡ること約140年。 1884年(明治17年)9月18日、北フランスのブーローニュ=シュル=メール(Boulogne-sur-Mer)に、1人の男の子が生まれた。 ブローニュ=シュル=メールとは海辺のブローニュという意味。 その名の通りフランス本土の北東端、ベルギーとの国境付近、英仏海峡に面する町が、ブーローニュ=シュル=メール(Boulogne-sur-Mer ノール=パ=ド=カレー地域圏、パ=ド=カレー県)である。 名前は、ルシアン・アドルフ ドラエ(Delahaye,Lucien Adolph 1884-1957)。この男の子は誕生から25年後、日本でドラエ神父と呼ばれ
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