綿矢りさの到達点としての社会人百合小説 ――綿矢りさ(2019)『生のみ生のままで』集英社
「タイトルは夫との会話の中で生まれた。恋愛小説はこれまでも書いたし、女の人同士の関係も『ひらいて』という作品で触れた。そうした今までやって来たことに、改めて正面から取り組んだ集大成の小説になりました」と自己最長の作品をそう位置づける。
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