岸田文雄首相の財政規律を問う 思考停止を脱するとき 上級論説委員 菅野幹雄 - 日本経済新聞
少しはにかんだ表情で米タイム誌の表紙を飾った岸田文雄首相。注目を浴びる主要7カ国首脳会議(G7サミット)を仕切ると、内政の懸案が待ち受ける。6月の経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)がその一つだ。看板政策となる少子化対策の財源問題がある。社会保険料の引き上げか、増税か、禁じ手の国債増発か。重要な決断だが、それだけでは不十分だ。岸田政権として財政全体の規律をどう回復するのか、踏み込んだ考え
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