“性指向”たった1つの遺伝子が左右 東大研究
■たった1つの遺伝子が“性指向”を左右
1つの遺伝子を働かないようにさせたメスのメダカが別のメスの目の前で体を回転させる求愛ダンスと呼ばれる動きを繰り返す。東京大学の大久保範聡(かたあき)准教授らの研究チームが確認した行動だ。
研究チームは、メスのメダカでEsr2b(イーエスアールツービー)という遺伝子を働かないようにするとオスからの求愛を拒否したうえ、みずから別のメスに対して求愛することを発見した。
Esr2bは、女性ホルモンの受け皿となる遺伝子で、働きを止めるとメスの体内にもある男性ホルモンによって、オスのような行動をとるようになる。研究の過程でメスにしかない卵巣で男性ホルモンが作られて...
news.tv-asahi.co.jp