ウェンディの成長過程を丁寧に積み上げた芳根京子の才気と、苦悩の中でそれでも目指す真の自由への憧憬を鮮やかに表現した渡辺翔太というW主演の2人の奮闘が、マンビィの総合芸術さらに飛翔させた…★劇評★【舞台=|阪 清和 (Kiyokazu Saka)
ジョナサン・マンビィが演出する舞台を見ていると、演劇が総合芸術であるということがよく分かる。日本での最新演出作「ウェンディ&ピーターパン」では、俳優の演技だけでなく、その背景となる舞台装置や美術の美しさや、ファンタジーを支えるフライング・アクション・殺陣などのマジカルな工夫、音楽や音響に至るまでの数々のクリエイティブが融合する凄みがある。そしてピーター・パンに主眼があった原作を現代的に翻案して、ウェンディの視点で見たエラ・ヒクソンの戯曲に従って女性の自立を色濃く描き、ピーター・パンが抱く苦悩まで鮮やかに描き出して、豊かな奥行きを生み出すことにも成功している。可憐な少女がピーター・パン
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