図録▽定年退職金の推移
1990年代後半は終身雇用慣行の見直しが進んでいた時期である(図録 3800 参照)。しかし、賃金制度、退職金制度の見直しはなかなか進まず、企業を勤め上げた大卒勤労者への退職金は高額にのぼっていた。就業者の高年齢化も踏まえ、年功賃金をフラット化し、退職給付を毎年の給与そのものに振り替えることが課題となっていたのである。 そこへ、97年秋の三洋証券、北海道拓殖銀行、山一証券と立て続けの大型金融破綻事件がおこり、経営に対する危機感の中で一気に制度の見直しや中高年賃金・退職金水準の引き下げが国全体で進んだのではないかと思われる。そしてそれが高卒ホワイトカラーへ遅れて波及したと考えられる。リストラの進...
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