オレンジのダイヤと呼ばれた静岡みかんと150年のロマン。|阪口せりな|静岡6年目
いま我々は、150年続く大温州ミカン時代に生きている。始まりは明治10年代。それ以前は、約300年の小ミカン時代、そして古代~室町時代までは橘時代だ。 温州ミカンはかつて「オレンジのダイヤ」と呼ばれるほど稼げる作物だったことをご存じだろうか。それがいまやこたつの上の定番ぐらいの、気軽な存在になっている。一体何があったのか。この大時代を牽引した静岡のみかん産業史を追いつつ、栄枯盛衰をともに感じてほしい。(年表を作ってみたのでみてほしい。) 情報ぎゅうぎゅうに詰めてしまった。 斜面を彩る柑橘畑 薩埵峠近くの駐車場からの眺め。スキー上級者コース以上の斜度なのに柑橘の木がぎっし
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