「時空の歪み」でブラックホールの裏側の光が初めて観測される - ナゾロジー
物の裏側にあるものは普通見ることができません。 ブラックホールは光さえも吸い込む天体のため、なおのこと、その裏側を見ることは難しいように感じます。 しかし、スタンフォード大学の天体物理学者ダン・ウィルキンス氏は、ブラックホールの観測中に奇妙なパターンのX線フレアを発見しました。 理論によれば、これはブラックホールの裏側で起きたX線フレアと一致しているといいます。 これはブラックホールの強力な時空のゆがみと、周辺の強力な磁場によって背後が見えるという最初の証拠です。 この研究の詳細は、7月28日付で科学雑誌『nature』に掲載されています。 目次 最初はブラックホールのコロナの観測だっ…
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