象の旅
ジョゼ・サラマーゴ生誕100年!
1551年、ポルトガル国王はオーストリア大公の婚儀への祝いとして象を贈ることを決める。象遣いのスブッロは、重大な任務を受け象のソロモンの肩に乗ってリスボンを出発する。
嵐の地中海を渡り、冬のアルプスを越え、行く先々で出会う人々に驚きを与えながら、彼らはウィーンまでひたすら歩く。
時おり作家自身も顔をのぞかせて語られる、波乱万丈で壮大な旅。
「ささやかで不条理な奇跡の連続」(アーシュラ・K・ル=グウィン)
「サラマーゴが、その人生の終わりに近くで書いた、愛嬌たっぷりの作品。
『象の旅』は皮肉たっぷりで共感を豊かに誘う語...
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