新刊発売 │ 『薬箱とスパイス』|三條 凛花
「字がきれいに書けないのは、頭の中にある “お手本”がきれいじゃないからなんです。 だから、理想の字を脳内にインストールする。きれいな字を書く第一歩です」 ずっと前に見た「美文字」がテーマの番組で、先生がこういったことを話していた。 これって、「字のきれいさ」に限ったことではないのかも。 ふとそんなことを思った。 私の頭のなかにあった "お手本” の食卓は、実家の母がつくるごはん。 毎食きちんと一汁三菜があって、レトルトやお惣菜が並ぶことなんてほぼなかった栄養と彩りにあふれたごはんだ。 料理はきらいじゃない。 けれどもいまの自分の生活スタイルや家族の好み、それ
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