鋼緑体 : 滲むネオンと路地裏の猫
また、奴らだ。これで何度目だ?開国しろ、貿易させろ、開港しろって言ってこっちの事情は全く聞かない。困ったものだよ彼らには。伯父がコップに入った紅茶にミルクを入れてかき混ぜながら私に最近の仕事状況を話す。新聞片手に鬼のような眼差しで叔母がこちらを見ている。
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