止まらぬコメ余り 生産量「93年冷夏」以下でも市場平穏 - 日本経済新聞
日本のコメが手に入らず、食べ慣れないタイ米に戸惑う――。戦後の稲作史の大きな節目となったのが1993年の冷夏で起きた「平成のコメ騒動」だ。あれから四半世紀あまりが過ぎ、2020年産のコメの生産量は93年産すら下回った。不作が理由ではない。消費減に応じて作付けが減り、今の水準が定着した。それでも「コメ余り」は止まらない。農林水産省が発表した20年産米の生産量は、水稲・陸稲の合計で776万5千トン
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