天孫降臨を争う2つの聖地──『古事記』に記された高千穂の謎|ほんのひととき
神道学者・三橋 健 編/ウェッジ書籍編集室 文 今年で『古事記』の編纂者である太安万侶が没後1300年を迎えます。『古事記』にひもとくと、第10代崇神天皇の時代に疫病が大流行し、多くの人が死に絶えようとしたのを憂え嘆いた天皇は、三輪山の大物主大神を正しく丁重にまつることにより、疫病はすっかりやみ、国家は平安となったとあります。 令和に入り、私たちはコロナの猛威にさらされ続けてきましたが、ようやく行動制限がとかれ、マスク着用も個人の判断が基本となりました。コロナ収束ともいえるような状況のいま、あらためて『古事記』などの神話を読む意義はどこにあるでしょうか。 この連載では、『古事記に秘
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