全身麻酔が効く仕組みから「意識の発生源」が見えてきた - ナゾロジー
全身麻酔の仕組みを解明すると、意識の本質がみえてきました。 4月27日に『eLife』に掲載された論文によれば、最も一般的に使われている麻酔薬「プロポフォール」は脳のリズムを乱すことで、意識の形成を妨げているとのこと。 意識がある時には、脳から1秒間に7回ほど、特徴的なスパイク(電気信号)が放たれていますが、このリズムが低下すると、意識も途切れてしまうようなのです。 不思議なスパイクは、意識の形成にどのようにかかわっているのでしょうか? 目次 全身麻酔の仕組みから「意識の正体と発生源」が見えてきたスパイクは脳の各所の働きを統合するためのシグナルだった意識は視床を発火点にして形成される …
nazology.net