八幡神の始まり宇佐神宮 | 宗教新聞
連載・神仏習合の日本宗教史(4)宗教研究家 杉山正樹宇佐神宮本殿 八幡神を祀る八幡社は全国の神社8万8千社の半数近くを占め、二位の神明社を大きく上回る。八幡社の総本宮が大分県宇佐市の宇佐神宮で、伏見稲荷と共に渡来人秦氏の創建とされている。記紀には登場しないが、わが国で最も重要な社宮の一つであることに間違いない。宇佐神宮の神仏習合では、鎮座地の地政学が重要な役割を果たしている。南方に隼人、西方に筑紫という在地勢力が進出し、対馬の先には朝鮮半島が控えていた。豊前
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