日曜日は、お父さんごはん|さいとうあきこ|圧力鍋研究家
毎週日曜日は、 お父さんがご飯を作る日。 そんな家庭で生まれ育った。 お父さんは、料理が好きで、得意で、 いつも何ができるのか、 ワクワクしていた。 「なんか、お手伝いなーい?」 普段は無口で、それもびっくりするくらい無口で、 家族のことが嫌いなんじゃないかと思うくらい喋らない、 ちょっと怖いお父さんだったけど、 料理をしている時だけは、怖がらずに話しかけられた。 お手伝いすることといえば、決まって、 「これ、なんかお皿に入れといて」 つまり、盛り付けがかり。 だけど、その特権として、つまみ食いできるし、 何よりも 「センスがあるなあ」 と、褒められるのが嬉しかった。
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