奈良県立橿原考古学研究所附属博物館[大和の遺跡/古墳時代]
博物館トップページ > 大和の遺跡 > 古墳時代 藤ノ木古墳(ふじのきこふん)〔生駒郡斑鳩町〕 藤ノ木古墳の石棺内部  藤ノ木古墳は生駒郡斑鳩(いかるが)町に所在する。法隆寺の西約350mに位置し、矢田(やた)丘陵から南に延びてくる緩斜面に立地する。 直径約50mの円墳で、埋葬施設は刳抜(くりぬき)式家形石棺を安置する横穴式石室である。  墳丘は、平安時代以降に大きく改変を受けており、現状では段築・葺石(ふきいし)は確認されていない。墳丘裾部で円筒埴輪の基底部が出土しており、本来は埴輪を樹立していたと考えられる。  横穴式石室は、南に開口する両袖(りょうそで)式の横穴式石室で、全長13.95m...
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