トラベラーズノートがある暮らし|Hideo Takehara
心がすり減り、絶望の縁を歩いていた頃… ついにはパニック障害のような症状まで現れた。真夜中、不意に押し寄せる名状しがたい恐怖。「じっとしていたら、死んでしまうのではないか」そんな混乱が身体と心を支配する。数十分で波は引くが、「このままでは、本当にまずい」。そう強く思ったのを覚えている。 年齢、責任、積み重なる日々の重圧。原因はひとつではなく、語ればきっと長くなるので割愛する。ただ今振り返ってみると、数年という歳月の間、心は静かに蝕まれ、深い霧の中にいたということだ。 そんな折、「書くこと」が救いになった。ノートに言葉を綴る行為が、自分自身と向き合う時間となった。これは「内省」や「内
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