毛綱毅曠設計「くびき駅」を訪れて | 新潟の建築デザインと高断熱設計を追求する|金子勉建築設計事務所
TOP 建築を巡る 毛綱毅曠設計「くびき駅」を訪れて ほくほく線くびき駅を訪れて。最初、訪れた時の印象は「ナンダコレハ?」であった。設計者の毛綱毅曠(もずなきこう)は、機能から建築を作ることを否定し、思想から建築を作り出していく建築家である。毛綱が設計した代表的建物「反住器」が示すように、アンチ住む器(住むことを否定する住宅)つまり、機能を放棄した建物を作っているという印象があった。 今回訪れた建物は駅舎である。毛綱の思想通り、反駅舎、つまり駅という機能を否定する建物であった。いわゆる駅という建築形式に頼るのではなく、行く人と訪れる人が交差する場として、駅の意味を再度捉えなおしている点で興味深...
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