さらば海の幸よ 試験管からマグロが取れる日 温暖化でも、飽くなき食欲 - 日本経済新聞
20XX年、天然の魚を食べる最後の日となった。日本では冷凍庫から取り出した細胞から生まれたマグロが食卓に並ぶ時代が到来した。米国では、培養した切り身の生産が始まった。人類の努力もむなしく海の魚が激減した。海の幸を味わうのが難しくなる一方、技術の進歩で天然の魚に頼る理由が無くなった。受け入れがたい未来図を想像してみたが、そうならないとも限らない。地球温暖化や乱獲で海の生態系が崩れ、多くの魚が姿を
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