まちの文化財(94) 加保坂のヒスイ原石|養父市
 大屋の加保から関宮に続く道路の横に、ヒスイ原石が露出しています。この岩の一部にヒスイを含むことから、岩を保護して、見学ができるようにしています。昭和52年3月、道路工事で土を削ったところ蛇紋岩が出土しました。分析の結果、この岩石の中にヒスイが存在しました。これが大屋のヒスイ原石の発見です。 この原石は、蛇紋岩の中にヒスイ輝石と曹長岩(そうちょうがん)を伴うかたまりとして存在し、その周囲を角閃石(かくせんせき)類や苦土蛭石(くどけいがん)が取り囲んでいます。大屋のヒスイは、特に地層と一体的になった岩石として存在することが重要です。つまりヒスイが生まれた時代の地層とセットで存在することから、ヒス...
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