〈四谷大塚盗撮事件でどうなる日本版DBS〉「生徒との距離感を縮めるため、ハグは日常」という学習塾は「講師の性犯罪歴をわざわざ確認する必要はない」と危機感が薄いが… | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け
大手中学受験塾「四谷大塚」に勤めていた元講師が、生徒として通っていた女児を盗撮し、その動画や個人情報をSNS上のグループに投稿したとして逮捕された事件は、保護者や塾業界に大きな衝撃を与えた。政府は、子どもと接する職場に性犯罪歴がある人物が就職できないよう、採用時に性犯罪歴を確認する「日本版DBS」制度の導入も進めるが、学校や保育所と違い、塾やスポーツクラブなどでの確認は「任意」とされる方向だ。だが、ある非大手の塾の講師からは「うちの塾にとって四谷大塚の事件は他人事で、生徒へのハグも日常。義務でなければ性犯罪歴を確認することはせず、また同じような事件が起きてしまうのでは」と危惧する声も出ている。
shueisha.online