東京オリンピック・パラリンピックの遺産を活かしたスポーツによるまちづくりが各地で進められている。スポーツ庁によると、スポーツ・健康まちづくりに取り組んでいる地方公共団体は2021年の時点では全体の15.6%だが、国としては2026年度末までに40%に増やすことを目指している。そんな中、静岡県沼津市はフェンシングによるまちづくりを2018年から進めてきた。フェンシングの裾野を広げる活動を展開しつつ選手を強化することで、最近では全国レベルの大会で優勝する選手たちが育ってきている。2021年には沼津駅前に活動拠点となる施設「F3 BASE」をオープン。2023年には、沼津市制100周年のタイミングで...