日本学術会議の任命拒否問題は「学問の自由」とは全く関係がない 憲法を「特権の正当化」に濫用するな
政府が日本学術会議の会員候補6人の任命を拒否した判断をめぐり、「学問の自由を守れ」という主張が出てきた。だが国際政治学者の篠田英朗・東京外国語大学教授は、「日本学術会議は研究機関ではなく、『学問の自由』とは全く関係がない、むしろ憲法規定を、特定集団の特権を正当化するために濫用することのほうが危険だ」と指摘する——。
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