【識者の眼】「保険証の不正使用で警察に連行されたベトナム人技能実習生」南谷かおり
– 日本医事新報社
ある年のクリスマスに、20代のベトナム人男性が極度の貧血で当院に緊急入院となった。主訴は動悸と浮腫で、入院時のHb値が3.7g/dLだったためとりあえず輸血となったが、精査は自国で受けたいと患者が強く希望した。現時点で長旅は無理なので会社に相談するよう勧めたが、患者は日本語が片言しか話せず連絡が取れないとのことだった。 日本語が不自由な患者に代わり、保険証から探し当てた職場に当院から連絡したところ、その名前の人物は本日も出勤していると言われ、保険証の不正使用が発覚した。通常、病院で保険証を提示すればそれ以上の本人確認はなく、日本人の「なりすまし」は見逃して外国人だけ調べるのは差別になりかねない...
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