なぜ三重県女児虐待死は防げなかったのか…元児童相談所職員が指摘する「AI導入の盲点」 AIが出した「女児を保護する確率39%」は正しかったのか
2023年5月26日、三重県津市で4歳の女児が実母の暴行によって死亡した。東京都内の児童相談所に心理の専門家として勤務していたカウンセラーの山脇由貴子さんは「三重県の児童相談所が全国に先駆けて導入したAI(人工知能)のリスク評価システムで、当該女児のケースで保護する確率は39%と出た。しかし、職員がAIに入力したデータ自体が間違っていることも考えられ、やはり職員による家庭訪問をためらうべきではない」という――。
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