「パレスチナ問題」を考える際に押さえておきたいポイント|ミルトス
 2023年10月7日、仮庵の祭りの最終日、シムハット・トーラーという喜びの日の早朝6時半、ガザのハマスは突如としてイスラエルに奇襲攻撃を仕掛けてきた。数千発のロケット弾が打ち込まれ、それがスタートの合図となって、ハマスの戦闘員が国境の壁やフェンスを破壊して陸から、船を使って海から、パラグライダーで空から、イスラエル領内になだれ込んだ。  今も続く戦闘の詳細は、マスコミ各社によって報じられているが、そもそも「パレスチナ問題」はどのように発生したのか。日本のメディアに欠落していると思われる点について、ポイントを整理してお伝えしよう。数年前に出版された下記2冊の訳者・神藤誉武氏が、同書の
note.com