「勝負球を内角へ!――大貫晋一の挫折と復活」| 横浜DeNAベイスターズ
コラム コラム 勝負球を内角へ! ――大貫晋一の挫折と復活 2021/09/06 投げた勢いのままくるりと後ろを向き直り、6-4-3と渡るボールを目で追った。ダブルプレーの完成を見届けると、大貫晋一は少し安堵したような表情を浮かべ、ゆっくり一塁側ベンチへと歩を進めた。 9月1日、横浜スタジアムにカープを迎えての一戦。6回表がこの試合のヤマ場だった。 ベイスターズの先発、大貫が1アウトを取ったあと二塁打と四球で走者を溜めた。2点のリードを守り切るには、打席の菊池涼介を打ち取らなければならない。だが、菊池はこの日、タイムリーを含む2安打を放っていた。 「1打席目はスプリット、2打席目はスライ...
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