『ミステリと言う勿れ』菅田将暉演じる主人公が語るいじめの真理・加害児側の病理(島沢 優子)
田村由美さんのマンガ『ミステリと言う勿れ』は菅田将暉さん主演でドラマ化され、人気を集めている。ジャーナリストの島沢優子さんが、ドラマでも話題となった主人公・久能整のいじめについての審理を伝える言葉を入り口に、加害側の病理について考察する。文部科学省が2021年10月13日に発表した「令和2年度児童生徒の問題行動」によると、令和2年度、小・中・高等学校及び特別支援学校におけるいじめの認知件数は517,163件(前年度612,496件)。認知されているだけでも52万人近くの子どもたちが、いじめに苦しんでいることになる。いじめは「された側」がどうにかしなければならない問題ではないことを、整は教えてく...
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