斉藤和義を聴いて、専業作家になることを決意した伊坂幸太郎 〜二人の表現者が刺激し合いながら生まれた音楽たち〜
日本の代表する大衆作家の一人である伊坂幸太郎。 彼が描く魅力的な登場人物や物語世界、ウィットに富んだ会話、そして精密なプロットは、多くの人々に愛されている。 そんな伊坂が小説家になったのは2000年のことだった。 デビュー作『オーデュボンの祈り』が新人賞を受賞し、作家デビューを果したが当時はシステムエンジニアをしながら執筆活動に励んでいた。 デビュー作はあまりヒットせず、二作目『ラッシュライフ』も評論家からは高い評価を得たものの、注目を集めるまでには至らなかった。 そんな彼が自身の執筆活動について悩んでいる時期に、会社の帰り道にウォークマンである曲を聴いた。 それは、彼が大学時代から好んで聴い...
www.tapthepop.net