環境白書
前のページ 次のページ 第2節  1 巨大化する廃棄物排出量  全国の廃棄物の総排出量を、厚生省資料により推計すると第2-11図のように46年度においては、産業系廃棄物は約7億トン、都市系廃棄物は約3百万トン、その他一般系廃棄物は約9千万トンで総計約8億トンの廃棄物が排出されていたものとみられる。  これは小型ごみ集配車(1.5トン積み)5億3千万台であり、この集配車を1列に並べると、地球を65回巡ることとなる。第2-12図は1人当たり排出量と1人当たりの国民所得との関係をみたものであるが、これをみると所得の上昇と廃棄物の排出量の増大とに密接な関係があることがわかる。廃棄物の排出量は今後も増大...
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