お伽草紙 (新潮文庫)
困難な戦争期にあって、深く芸術世界に沈潜することで時代への抵抗の姿勢を堅持し、日本文学の伝統を支えぬいた太宰中期の作品から、古典や民話に取材したものを収める。“カチカチ山"など誰もが知っている昔話のユーモラスな口調を生かしながら、人間宿命の深淵をかいま見させた「お伽草紙」、西鶴に題材を借り、現世に生きる人間の裸の姿を鋭くとらえた「新釈諸国噺」ほか3編。 貧の意地 大力 猿塚 人魚の海 破産 裸川 義理 女賊 赤い太鼓 粋人 遊興戒 吉野山 瘤取り 浦島さん カチカチ山 舌切雀 解説 奥野...
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