ミュージカルは「のだめカンタービレ」をさらに自由に解き放ってくれる世界だった。やっぱりのだめは上野樹里…★劇評★【ミュージカル=のだめカンタービレ(2023)】|阪 清和 (Kiyokazu Saka)
音楽を演奏したり創ったりすることの原初的なよろこびを私たちに感じさせてくれた「野生のピアノ少女」のだめと天才指揮者の卵、千秋との大冒険は、漫画、アニメーション、ゲーム、実写ドラマ、映画と限りなく拡大し、ついにもっともふさわしいと思われるミュージカルというフィールドにまでにまでたどり着いた。しかも一貫して実写ののだめを担ってきた上野樹里が出演しての舞台版のだめワールドであるミュージカル「のだめカンタービレ」はのだめやそこに流れる音楽たちをさらに自由にし、解放してくれる世界だった。しかもサービス精神旺盛に、原作やドラマなどでの要素を入れ込んでみたり、一方でミュージカルでしか表現できない手
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