アメリカ史の真実
『紫禁城の黄昏』『在支二十五年』と同じ訳者と監修者による、歴史の見直しを迫る古典の新訳シリーズ第3弾。今回の本は、アメリカ建国の前後から第一次大戦に参戦するまでの歴史を通して、アメリカという国の本質に迫る。オックスフォード人名辞典の著者の項には、本書について「恒久的価値を持つ歴史的名著」と紹介されている。なお、著者は第一次大戦に志願して従軍し、負傷して入院中に本書を執筆し、そのまま死亡した。発行は1918年である。 本書によると、アメリカ史が他の国と決定的に違う点は、中世がないことで、それは「奴隷制が古代のまま残存」「騎士道精神の欠如」という結果をもたらした。それが最も明瞭な形で現れたの...
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